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Interview導入企業インタビュー

従業員の健康意識向上に「確かな成果」を実感

株式会社トヨタプロダクションエンジニアリング様

常務取締役 総務本部 本部長 間澤宏様
総務部 人事・総務室 安全健康推進G 中嶋清孝様
総務部 人事・総務室 安全健康推進G 吉岡美紀様

「健康」が経営の重要なファクター

健康経営の取り組みを始めた経緯について教えてください。

  • 間澤様
  • 以前から体力測定や、従業員参加型イベントである「健康フェア」等の取り組みは進めていました。前任の社長が「これからの経営の重要なファクターは健康である」という理念を掲げたのが2015年の終わり頃。ここから、健康経営を本格的に推進することになりました。
    当社のビジョンとして「みんなの笑顔をつくる」というメッセージがあります。いろいろなつくり方がありますが、笑顔をつくるためには「健康」が不可欠です。従業員の健康によって笑顔をつくることを目標に、健康経営の取り組みをスタートしました。
  • 吉岡様
  • 「健康経営優良法人ホワイト500」の認定は、優良銘柄の認定が始まった翌年、優良法人の初回選定である2017年から認定を受けています。健康経営の目標を掲げた中で、社会的に認められているものを考えた時に、認定取得が視野に入りました。認定制度について調べてみると、既に自社で取り組んでいることが大半であったため、それであれば挑戦してみようということに。申請し、初回選定から3年連続で認定をいただいています。
    トヨタ健保グループの中では一番取得が早かったので、他の健保さんや事業所さんから、「どうやってやればいい?」という相談をよく受けています。

貴社で実施されている健康経営に関する取り組み内容を教えてください。

  • 年に1度の参加型健康イベント「健康フェア」
    2008年から当社ではインターンの看護学生を受入れ、衛生教育などを実施。2012年から学生の受入れ人数が増えたことをきっかけに、体力測定なども加えた「健康フェア」というイベントにしました。運動不足を知るきっかけになったり、健康意識の啓蒙に繋がっています。初年度は元町オフィスのみでしたが、2014年から広瀬、2018年からは福岡本社でもスタートし、現在は3拠点で実施しています。自社だけで出来なかったことも、avivoさんの力もお借りしながら色々なことができるようになりました。
  • 職場で実施する社員発信の取り組み
    野球、フットサルといった部活動と、山登りイベントやバドミントンなどを、社員が企画する職場健康づくり活動があります。事前に申請を出していただくことで、必要に応じて会社からの補助もおこなっています。皆がアイデアを出し合うので、さまざまな企画があがっていて、社内の「健康ニュース」でとりあげています。「曇って見づらかった道路のカーブミラーをみんなで磨いて、地域貢献しながら歩数を稼ぐ」といったユニークな取り組みもあったり、活動が始まってからは、部署を超えてのコミュニケーションも活発になりました。
  • 健康な人に「健康ポイント」の付与
    「健康を維持している人にインセンティブがあった方がよいのでは?」という社内の声から導入された制度です。健康診断の結果が良かった人に3,000point、たばこを吸わない・朝食を毎朝食べている等、生活習慣が良好な人に対して1,500point、といった形でポイントを付与し、報奨につなげています。
  • 健康機器の導入やイベントの実施
    スタンディングテーブルや、体幹トレーニングに繋がる椅子など、健康に役立つオフィス家具を会議室等で導入しています。また、著名な先生による健康講話も実施しており、さまざまな角度から、皆さんが健康を意識する刺激を与えています。

全社員へのウェアラブル配布、RenoBody導入が起爆剤に

全社員へのウェアラブル配布、RenoBody導入が起爆剤に

  • 間澤様
  • 明らかな変化を感じています。ゲーム感覚で、個人や部署ごとにアプリ内ランキング
    で競い合うので、周りの結果を見て刺激を受けながらみんなが頑張っています。デジタルエンジニアリング会社だからこそ、こういった取り組みが当社らしさでもあると感じています。
  • 吉岡様
  • みんなが効率的に仕事をして仕事が早く終わった分、Misfitをキッカケにして体を動かそうという取り組みでした。実際に、残業時間を減らすこともできました。
    各部署に健康づくりのリーダーを配置しているのですが、積極的なリーダーの方がいる部署は参加率が高く、職場を盛り上げてくれています。また、当社の場合は役員の健康意識が非常に高いこともあり、部署ごとのランキングでは役員がいつもトップクラスにいます。全体でみるとBMIの高い方の参加率が低いので、今後の課題として取り組んでいく予定です。
    個人の事例で言うと、RenoBodyが導入されて気に掛けて歩くことで、血圧が改善された方。最初はウォーキングから始まって、走ったり、筋トレしたりするようになり、12㎏痩せた方もいます。こういった事例も、社内の「健康ニュース」で共有しています。
  • 中嶋様
  • 毎月、安全衛生委員会で部署毎の参加率や歩数ランキングの上位者を紹介しています。
    また、初年度は、毎月の平均歩数8,000歩以上の方にはインセンティブとして健康ポイント100Pointを付与しているので、みなさん頑張ってくれています。当社の特徴として、派遣社員の方も多く在籍していますが、そういった方にも歩数計などを使ってRenoBodyに参加いただいています。
  • 間澤様
  • Misfitをつけていると、他の会社にいった時に「それは何ですか?」と尋ねられて、当社の健康づくりの話題で盛り上がることがあります。これは副次的な効果ですが、Misfitがコミュニケーションのきっかけとなり、社外へのアピールにもなっています。

企画側として、苦労された点や印象に残っていることはありますか?

  • 中嶋様
  • 経営陣が主導し、社長自らがリーダーシップを取って推進してくれたことが一番助かりました。社内の日常会話の中で「今何歩だよ」というやりとりが自然におこなわれていると、やってきたことが浸透していて嬉しい気持ちになります。
    苦労した点は、アプリやウェアラブルを使ったことがない方が多かったので、その対応が大変でした。
  • 吉岡様
  • ウェアラブルとアプリの連携の問い合わせ対応に最初の頃は追われていました。私も不慣れでしたが、半年ほど続けていたらかなり得意になりました(笑)。

健康で「みんなの笑顔をつくる」経営

実際に取り組まれて、健康経営のメリットは何ですか?今後の展望についてもお聞かせください。

  • 間澤様
  • 従業員の「健康への意識が上がった」というのが、最大の効果です。現状では「費用対効果」や「数字としての成果」を特に追い求めていません。もちろん、無駄なお金を使うつもりはありませんが、健康は企業にとっての先行投資だと思っています。
    これまでは会社主導の健康づくりをおこなっていましたが、今では各部署から自発的に、積極的に取り組みがおこなわれています。プロセスKPIは満点に近いと言ってもよいと思います。
    あとは、結果KPIを出して行くためのもうひと工夫。数値は、まだ明確に現われていませんが、目指す方向へ向かっている実感があります。
    「健康がいいな」を共有し、会社として掲げる「みんなの笑顔をつくる」を目指していきたいです。